血糖値以外にも朗報?お茶の働き
他にも、がん予防、心臓病の予防にも注目が集まりつつあります。
また、ビタミンC,β-カロテンも豊富に含まれ、動脈硬化の予防にも期待が寄せられます。
ちょっと概観してみると、お茶は健康維持の万能薬のように崇め奉ってしまいたくもなりますが、緑茶を飲むだけで健康を保とうというのは虫の良い話です。
赴くままに飲み食いをし、運動不足が続いてしまえば、どんな健康法も台無しです。
血糖値を正常に保つには、食べ過ぎが良くないというのは言うまでもありません。
加えて適度な運動を習慣付ければ、お茶の威力は最大限に発揮されることでしょう。
血糖値とお茶の関係
お茶は昔から生活に溶け込んでいるだけではなく、健康維持にも役に立つと、子どもからお年寄りまで親しまれています。
現在では研究も進み、さまざまな効用が明らかになってきましたが、中でも、血糖値を下げる効果は、とりわけ注目を集めています。
お茶がどうして血糖値の上昇を抑えるのかというと、その秘密は、あの独特の渋みの基となっているカテキンという成分にあります。
特に緑茶には多く含まれています。
カテキンは、血中で糖質を分解するアミラーゼの活動を抑制します。
すると、ブドウ糖が生成されにくくなり、血糖値の上昇を抑えられるという仕組みです。
カテキンには、他にもインスリンを作る膵臓のβ細胞をガードしてくれます。
β細胞には酸化ストレスに弱いという弱点もあるのですが、カテキンが見事に補ってくれます。
血糖値が高いままの状態が続けば、糖尿病、肥満などの生活習慣病へ直結していきます。
お茶を日常的に愛飲することで、健康維持のカギともなっているのです。
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